夏場の食べ物で危険を感じた瞬間

夏場の牛乳

大学卒業後、ルームシェアをしていた頃のこと。

それまで実家以外で暮らしたことはほぼないときである。

ある夏の日に買い物したビニール袋の中に牛乳があったが、

冷蔵庫に入れ忘れてしまい、一日中、部屋の床の上にそのまま置きぱなっしにしてしまった。

クーラーの効かせた部屋でもないため、まさに蒸し風呂状態の部屋。

翌日の朝になり、冷蔵庫に入れ忘れたことに気づいて、やっちまった!という思いがありつつも、

せっかく買ってもったいないからと、

いやまだちょっとしか時間は経ってないなっと、なぞの理論が働き、

「冷やせば飲めるでしょ!」となぞの思考回路に行き着き、

実際に冷やしてみることに。

十分に冷えたところで、いざ飲んでみると、、、、

「ドブの味やん!」

飲んだことないんですけど、、、

冷えていても、ドブの味が口に広がり、あまりにも衝撃的な味に飲み込むことができず、

すかさず口を水でゆすいで、紙パックの牛乳1Lを捨てていた。

もはや、もったいないという感情を抱くことなく問答無用だった。

夏場の蒸し暑い部屋に生鮮食品を置き忘れてしまい、

それを飲んでしまうと、危険なことになるのだと身をもって体験することになった。

もう、絶対しないようにしようと思うところではあった。

ただ、自分の脳内では牛乳のような生鮮食品を夏場に放置してしまうのが良くないと理解していた。

そして、別の食品でも同じようなことを起こしてしまった。

今度はたこやきである。

揚げ焼きタイプのたこやきだ。

同じ時期の夏場の蒸し暑い部屋の中に放置してしまった。

またやってしまったという気持ちもあったが、

冷蔵庫に保存しなくてはいけない食べ物ではないと思うところもあり、

もしかしたら、いけるのではないかと考えがよぎった。

前回の教訓もあり、食べる前に一旦、

たこやきを割ってみると、何やら、糸を引いていた。

大丈夫かなっと思うところもあったが、

目の前に食べれそうなものがあるということで、

いざ、食べてみると、

触感が「ねちゃっ」としていた。

そして、時間が経って酸化した油が染み込んだ小麦の味が口に残る。

あんまり、食べたいと思うようなものではなかったので、

一個の半分を食べ、後はあきらめることにした。

これ以上食べ進めると気持ち悪くなりそうな予感がしたからだ。

やはり夏場に食べ物を放置してしまうと、つくづく危険なのだと痛感したところだった。

食べたものがもったいないと思うよりも、

自分の体が大事にしようと思うところだった。

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